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平成23年第3回明和町議会定例会より 行政報告 |
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「9月議会行政報告」 |
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【行政報告】
●はじめに
ご承知のように国政におきましては、野田新総理大臣が誕生し、9月2日に新政権が船出をしました。この新政権の下では、震災対策、円高対策など重大で急がねばならない問題が山積をしており、これらの重要課題を着実に解決していただき、しっかりと国民の期待に応えていただくことを願うものでございます。
特に、震災対策は、国を挙げて急ピッチで進められていますが、震災の規模があまりにも大きすぎることから復興には相当の時間を要するといわれており、国家の危機として国民一人ひとりが早期復興に向け心を1つにし前進することが肝要であり、おのずと結果が出ると確信をいたしております。
福島第1原発につきましては、事故から半年が過ぎましたが、依然として厳しい状況が続いており、改めて原子力の怖さを肌で感じているところでございます。また、被災者への支援や環境などの修復は遅れが生じていると報道がされており、政府は一日も早い問題解決に全精力を傾注していただきたいと思っています。
こうした中で、平成24年度の国家予算は、例年ですと8月末には各省庁の概算要求が終了していますが、本年は震災の影響もあり、主に8月に閣議決定されました「中期財政フレーム」を基本とし、暫定的、機械的な考えの下で、各省庁において取り組まれているところでございます。
町におきましても、9月2日に幹部職員及び関係職員を対象に平成24年度当初予算説明会を開催し、新年度に向けたまちづくりへの思いや予算の考え方を伝えたところでございます。特に新年度予算は、国の方向性において不透明な部分が多くあることや今日の不安定な社会経済情勢などを踏まえる中、最少の経費で最大の効果が得られるとともに、まちづくりの基本であります第5次総合計画を着実に進められる予算編成を行うよう指示したところであります。
●陳情について
6月21日に国の平成24年度予算にかかる事業等につきまして、民主党三重県連地域戦略局長の森本衆議院議員に予算の増額や確保の陳情をいたしました。
陳情の項目は主に、地方交付税の財源確保をはじめ新規事業の採択や継続事業の予算確保などで、特に東海、東南海、南海地震に備えた各種防災対策事業として避難タワーの建設や避難生活を送ることができ、また、備蓄倉庫も備えた大規模な多目的施設に対する支援制度の確立、堤防、水門の改修など海岸地域の住民が安心して暮らせる環境づくりに対する支援制度の創設、さらに海岸部の市町を統一する形での災害対策マニュアルの策定などを要望いたしました。
さらに、社会資本整備の充実として、伊勢湾西南海岸の早期改修、広域圏道路の自歩道整備や本郷勝見第二線の道路新設など社会資本整備総合交付金の確保、その他、水産業施設の整備、農業集落排水事業の予算確保、教育施設の整備、斎宮跡の整備などへの支援を要望しました。
加えて、国会議員及び関係省庁への陳情要望活動をここで報告させていただきます。7月11日に全国史跡整備市町村協議会の主催ですが、超党派で構成された全史協議員連盟代表の国会議員の方々と文化庁幹部の方々に平成24年度の史跡整備予算の確保に向け要望活動を行いました。7月21日には宮川用水土地改良区と共に県営事業であります町のパイプライン化事業の事業費確保に向け、民主党の陳情要望対応本部副本部長の岸本衆議院議員と農林水産省の吉田政務官にそれぞれ陳情をさせていただきました。7月25日には先の東日本大震災の影響で三重県の漁業は大打撃を受けたことから、県町村会、市長会の主催で民主党の国会議員、農林水産省の幹部職員に激甚災害復旧支援措置を取っていただくよう緊急要請をいたしました。
●地区別自治会長会を5地区で開催
6月24日から7月2日にかけ地区別自治会長会を5地区で開催しました。これは全町自治会長会を開催するに当たり、5地区からいただいた要望をそれぞれ回答させていただく会議で、その内容は信号機の設置など交通安全施設の整備や国道、県道の整備が主な要望です。
いただいた要望で町で解決できるものは早速に実施するとともに、県や国に対する要望は、関係部署へ早急に要望すると回答をさせていただいたところでございます。
このことを受け7月28日には町内の信号機設置を含む交通安全対策について松阪警察署長とお会いし、町の課題や現状を一つひとつ説明し要望させていただきました。特に信号機については新設道路が優先されるそうですが、既存の交差点は信号機を設置する条件整備が必要であるとアドバイスを受けたところで、町ができる箇所は整備に取り組んで参りたいと考えています。また、8月1日には、要望のあった県道及び河川の整備を県松阪建設事務所長に要望いたしました。主に県道の道路整備や側溝整備及び河川堤防の早期改修をお願いしたところ、明和町の現状はご理解いただいており、緊急性の高い順に1つずつ整備をし解決していくとお話をいただきました。
●職員採用試験
町役場の未来を担う職員採用は、7月中に募集をしたところ、事務職2人に対し31人の応募、技術職1人に対し7人、保育士2人に対し13人、合わせて5人の募集人員に対し51人(10.2倍)の応募がありました。試験日程は9月18日に県下統一の筆記試験を実施、10月30日には面接試験を行い、11月中には採用者を決定していくこととしています。これらの職種の中でも、事務職は15倍の応募となっており、今日の失業率や新卒者の就職難を物語っている形となっております。
●工業団地の事業所を訪問
7月14日から9月末にかけて大淀・見中・明和の3つの工業団地の事業所と従業員数が20名を超える町内の製造業者等21社を対象に企業訪問を行うこととしました。
これは東日本大震災による企業への影響や円高等の影響などをお聞きするとともに各事業所の現状を把握させていただき、町や県に対する意見や要望も合わせてお伺いし、町が支援できる事項がないかを検討することを目的に実施しております。また、これまで雇用や税収の確保など様々な形で貢献していただいておりますので、日ごろの御礼もかねてお伺いすることとしました。
8月末時点で16の事業所を訪問しましたが、震災と円高の影響はそれぞれの企業にとって異なるものの経済状況が厳しい中、会社と従業員が1つになり必死で立ち向かっているとのことでした。これらのお話をお聞きした中で、町も様々な角度から支援ができるのではないかと思った次第ですが、全企業の訪問が終了しましたら改めて何ができるのか検討をして参りたいと考えます。
●明和町のマスコットキャラクター「めい姫」
7月8日に明和町特産品振興連絡協議会が昨年から募集や審査を行っておりました明和町のマスコットキャラクター「めい姫」につきまして、当協議会から全ての権利を町に無償譲渡していただきました。これまでは当協議会を支援する形で進めていましたが、今回の移譲により町のマスコットとして本格的に各種イベントで活用しPRしていくことといたしました。その準備として本補正予算にもお願いしておりますが、総務費自治振興費の補助金を組替え商工観光費で着ぐるみやPR用ノベルティグッズを作成する予算を計上させていただいております。
●東日本大震災への災害派遣
7月19日から8月1日まで東日本大震災への災害派遣として、宮城県多賀城市に職員2名を派遣しました。今回は避難所の運営を支援する作業で避難者が少しでも快適に生活できるようサポートするものでした。一日の作業は朝4時30分から夜の10時まで、作業の内容はお風呂とシャワー室の準備と清掃、食事3食分の用意、ゴミ出し、支援物資の点検と確認、ミーティングなどで、やはり長時間の作業は大変であったと報告を受けました。
この経験はもし当町で避難所を運営する事態になったことを想定しますと大変意義のある災害派遣であったと同時に、これからの災害対策にも大いに参考になると考えます。
●大淀祇園祭と花火大会
8月6日には恒例の大淀祇園祭と花火大会が行われました。今年は絶好の祭り日和に恵まれ、町内外から沢山のお客様にお越しいただき、祭りを盛り上げていただきました。この祭りは250年を超える歴史を持ち、近年少なくなっていく伝統行事が多い中、綿々と受け継がれており、地域の皆さんを始め関係者のご苦労に対し、深く敬意と感謝を申し上げる次第でございます。これからもこの祭りが親から子、子から孫へと子々孫々に受け継がれることを願うものでございます。
●町内スポーツ・文化の振興
今年は小学生のスポーツ少年団をはじめ、中学生、高校生、一般の各種競技で全国大会へ出場する選手が昨年を大きく上回る数となりました。その中でもこの8月に行われました全国高校野球選手権大会では、三重県から伊勢工業高校が出場し、そのメンバーに明和町在住の選手3人が甲子園で大活躍をしてくれました。町と議会から町民あげて応援させていただくということで、少ない額でしたが激励金をお渡しさせていただきました。
野球にあこがれる町内の子どもたちには願ってもない甲子園出場で、将来に甲子園という夢を持ってもらうチャンスを与えてくれたと感謝をいたしております。
また、団体競技ではソフトボール競技において旭スポーツ少年団、壮年男子、実年男子がそれぞれ昨年に引き続き全国大会に出場することになりました。さらに町内在住者の全国大会出場は、各年齢層から剣道、柔道、軟式野球、陸上、バドミントン、レスリング、テニス、バレーボール、ボディビル、アーチェリー等の競技に24人の方々が参加されました。これらを総括しますと町内スポーツの振興は、あまり表面には出ませんが色々なところで進めていただいていると大変喜んでいるところでございます。
なお、今年は文化系の全国大会にも小中学生の囲碁団体戦に斎宮小学校から3名の選手が出場していただきました。
●知事と1対1の対談
8月17日には、県主催で知事と1対1の対談ということで、町の当面課題となっている県事業を中心に現場視察を知事にお願いしました。
この企画は29市町の全てで行われており、当町の視察は宮川2期事業の斎宮調整池と県営パイプライン化事業、祓川の自然環境保護及び環境ビジョンの作成、大淀漁港区域の海岸整備及び2級河川大堀川河口と同じく笹笛川河口の堤防改修について、それぞれの現場で町の課題等も申し上げ、各事業の早期実現に向け取り組んでいただくよう要望いたしました。
●長寿のお祝いと社会貢献へのお礼をこめて
9月19日は敬老の日ですが、長寿のお祝いと社会貢献へのお礼をこめて、9月8日を皮切りに町内高齢者の皆さん宅を訪問をし、長寿のお祝いをさせていただくこととしました。お祝いを受けていただいた皆さんは、当町の最高齢者で102歳の女性の方、また、今年度100歳を迎えられる方5名、同じく夫婦共に88歳以上になられたご夫婦6組の方々に長寿の祝状と記念品をお渡しいたします。併せて、今年77歳、88歳、99歳になられた方々にも記念品を贈呈し、80歳以上の皆さんには、昨年に引き続き全員に記念品を贈らせていただきます。さらに敬老の日のささやかな気持ちとしまして、65歳以上の方々に9月19日の敬老の日と10月2日に開催します敬老福祉大会の当日は、終日町民バスを乗車無料とさせていただく予定です。
最後になりますが、これまで私なりに町政に対する思いや考えを順次取り組んでまいりましたが、町の行政課題は質量ともに奥が深く解決には、本当に地道な努力が必要であります。今後とも町民の皆さんが日々充実した暮らしができるまちづくりの実現のため、町民の皆様、議員の皆様のご理解とご協力を賜りながら誠心誠意努力をしてまいりますので、よろしくご審議を賜りますようお願いを申し上げ、行政報告とさせていただきます。
平成23年9月13日 |