平安時代の斎王その1

伝説と歴史が伝える斎王の数は74名。
このコーナーでは、各斎王の名前、概略、卜定された年、年齢などを一覧表でご紹介します。
それぞれの斎王のデータの向こうに、絡み合う歴史の流れが見えてくるでしょうか…。

平安時代の斎王その1
斎王名
(読み方)
概略 天皇名 続柄 卜定年
西暦
(年齢)
退下年
西暦
(年齢)
在任
期間
布勢内親王
(ふせ)
布施とも記される
父: 桓武天皇
母: 中臣丸朝臣豊子(中臣丸大魚女)
桓武天皇第5皇女。母の身分は低い
年齢不明。弘仁3年(812年)、死去。
「資性婉順。貞操殊励。」と記され、生涯独身であったと思われる。
垣武 皇女 延暦16年
797年
大同1年
806年
10年
大原内親王
(おおはら)
父: 平城天皇
母: 伊勢朝臣継子(中臣丸大魚女)
平城天皇第3皇女。母の身分は低い。
卜定時、5~10歳であったと思われる
平城天皇譲位により退下。
貞観5年(863年)死去。62~67歳?
平城 皇女 大同1年
806年
大同4年
 809年
4年
仁子内親王
(よしこ)
父: 嵯峨天皇
母: 大原真人浄子(大原真人家継女)
嵯峨天皇第十皇女。
おそらく5歳以下で卜定されたと思われる。
嵯峨天皇譲位により退下。
寛平元年(889年)死去。
嵯峨 皇女 大同4年
809年
弘仁14年
823年
15年
氏子内王
(うじこ)
父: 淳和天皇
母: 高志内親王
淳和天皇の第1皇女。
新しい斎宮(現在の小俣町の離宮院)に群行した最初の斎王
病気により退下。
仁和1年(885年)死去。
淳和 皇女 弘仁14年
823年
天長4年
827年
5年
宣子女王
(よしこ)
父: 仲野親王(桓武皇子)
母: 菅野氏
淳和天皇譲位により退下。
淳和 めい 天長5年
828年
天長10年
833年
6年
久子内親王
(ひさこ)
父: 仁明天皇
母: 高宗女王(岡屋王女)
承和6年(839年)、斎宮寮が火事で焼失したため、斎宮はもとの多気の地へ戻される。
仁明天皇崩御により退下。
貞観18年(876年)死去。
仁明 皇女 天長10年
833年
嘉祥3年
850年
18年
晏子内親王
(やすこ)
父: 文徳天皇
母: 藤原列子(藤原是雄女)
文徳天皇の第1皇女。
同母妹の恵子(慧子)内親王は、晏子内親王と同時に賀茂斎院に選ばれた。
文徳天皇崩御により退下。
昌泰3年(900年)死去。
文徳 皇女 嘉祥3年
850年
天安2年
858年
9年
恬子内親王
(やすこ)
父: 文徳天皇
母: 紀静子(紀名虎女)
清和天皇の異母姉で、18年間の長期に渡って斎王を勤め、清和天皇譲位により退下。
「昔、男ありけり…」で始まる『伊勢物語』の六十九段『狩の使』に登場する《斎宮》のモデルであるとも言われる。
延喜13年(913年)、66歳で死去。
清和 異母姉妹 貞観1年
859年
(12歳)
貞観18年
876年
(29歳) 
18年
識子内親王
(さとこ)
父: 清和天皇
母: 藤原某女(藤原良近女)
清和上皇崩御により退下。
延喜6年(906年)、33歳で死去。おそらく未婚。
陽成 異母姉妹 元慶1年
877年
(4歳)
元慶4年
880年
(7歳)
4年
掲子内親王
(ながこ)
父: 文徳天皇
母: 藤原今子(藤原貞守女)
卜定時、おそらく20歳以上。すでに父親は亡かった。
陽成天皇譲位により退下。斎宮には赴かず。
延喜14年(914年)死去。50歳過ぎとおもわれる。
陽成 めい 元慶6年
882年
元慶8年
884年
不遂群行
3年
繁子内親王
(しげこ)
父: 光孝天皇
母: 滋野直子?
生年、卜定時の年齢ともに不明。
母親と思われる滋野直子とともに鈴鹿山越えの新道を通って群行した。
光孝天皇崩御により退下。
延喜16年(916年)死去。
光孝 皇女 元慶8年
884年
仁和3年
887年
4年
元子女王
(もとこ)
父: 本康親王(仁明天皇皇子)
母: 不明
退下理由不明。薨去年不明。
宇多 遠縁 寛平1年
889年
寛平9年
897年
8年
柔子内親王
(やすこ)
父: 宇多天皇
母: 藤原胤子(藤原朝臣高藤女)
宇多天皇第二皇女。生年不明だが寛平4年(902)ごろ誕生か。醍醐天皇の同母姉妹。
斎宮では物合や管弦の遊びに興じたと思われる。物合・歌合は当時が台頭期であった。
藤原兼輔が贈った歌は有名
  • くれ竹のよよのみやこと聞くからに 君は千歳のうたがいもなし
延長8年(930年)醍醐天皇譲位により退下。
退下後は「六条斎宮」と呼ばれ、優雅な生活を送り、大和物語にいくつかのエピソードを伝える。
天徳3年(959年)死去。おそらく未婚のまま、67,8歳の人生であったと思われる。
醍醐 同母姉妹 寛平9年
897年
延長8年
930年
34年

 

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伝説の時代の斎王

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平安時代の斎王その3

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