営農被害対策について

農業生産においては、あらゆる病害虫等の被害がつきものです。このページでは、町内で発生する被害軽減策をご紹介します。

スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)対策

スクミリンゴガイ対策は、冬の耕うん、薬剤散布、浅水管理を基本とします。

秋~冬の対策(耕うん)
・厳寒期前(稲刈り後~12月)は、高回転でゆっくりと浅耕し、貝を破砕します。
・厳寒期(1月頃)は通常の耕うんを行い、土中の貝をさらします。

春の対策(薬剤散布)
・散布後7日間は湛水状態にし、落水やかけ流しはしない。
・4月の田植えでは、貝の活動を確認でき次第、薬剤の散布をします。
・5月以降の田植えでは、田植え直後から被害が発生しやすため、、田植え時に散布すると効果的です。
・5月下旬以降の田植えでは、植え代前の石灰窒素散布が有効です。ただし、石灰窒素は肥料効果もあるため、基肥を減らすなどして倒伏に注意します。

(浅水管理)
・薬剤散布後7日間の止水期間の終了後、浅水管理を始めます。
・食害被害を受けにくくなる5~6葉期(田植え後役3週間)になるまで、水深4センチメートル以下の浅水で管理します。ただし、田面が露出すると除草剤の効果が低下するため、ほ場を均平にします。

(その他)
冬期の水路の泥上げによる越冬貝の低減や、水稲作付時の取水口へのネットの設置による貝の侵入防止も効果的です。

 

【参考資料】三重県版スクミリンゴガイ防除対策マニュアル

参考情報

ほ場へ発生してしまったスクミリンゴガイを捕獲するため、、ペットボトルや育苗箱を活用した捕獲機の設置が効果的です。
また、薬剤散布によるスクミリンゴガイの防除対策をしていただいた農業者様に助成金のお支払いをしております。
https://www.town.meiwa.mie.jp/main/soshiki/nousui_shoukouk/nourink/1587374962306.html (明和町スクミリンゴガイ情報)

https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/gaicyu/siryou2/sukumi/sukumi.html(農林水産省)

スクミリンゴガイ防除対策について (PDF:336.6KB)(チラシ作成:明和町産業振興課)

トビイロウンカ(秋ウンカ)対策

【トビイロウンカとは】
6月から7月の間に大陸から風に乗って成虫が移動してきます。
ほ場に飛来すると定着し、急激に増殖します。
イネの株元を吸汁することで被害が発生し、ひどい場合は坪枯れを引き起こします。
気温が高く雨が少ない年には発生が多くなる傾向があります。

耕種的対策
1.多肥密植栽培を避ける
株元が高温多湿条件になりやすく、イネの栄養状態が良くウンカの成長を促します。
2.早植えしすぎない
6~7月の飛来時期にウンカの定着率が上がってしまうため、遅く植えられた株間の空いた水田のほうが天敵に捕食される率が高まり、定着が抑えられます。
3.適正な水管理を心がける
間断灌がいが効果的です。常に水が入っていると、高湿環境が保たれ根腐れを起こしてウンカの被害が助長されます。ただし、秋に坪枯れが進んできた場合に、早めに落水すると枯れ上がりを助長してしまうため、注意が必要です。

農薬防除
トビイロウンカに対する農薬は、「箱施用剤」と「本田施用剤」があります。まずは「箱施用剤」で様子を見て、飛来数が多かったり長期間にわたりそうな場合は「本田施用剤」を使用しましょう。(※用量・用法を守ってください)

カモ対策

カルガモやヒドリガモによるイネや麦類への被害が考えられます。具体的には、種モミや出芽苗のモミ部への被害や、田植え後の苗が歩行や遊泳により倒伏するといった被害が生じます。また、倒れた稲や畦付近のイネを狙って食害が起こることもあります。
鳥類は学習能力が高いため、一度エサ場として認識すると何度も飛来します。

適正な水管理
カルガモは近くの河川や池から水が張られた水田へ降りてきます。カモの生態上、水が張られているところに降りるため、周辺の水田と比べて田植え時期が異なると目立って被害にあいます。個人農家さんの場合は、近隣の田植え時期と大きく異ならないように注意しましょう。
また、浅水管理にも一定の効果があるため積極的に取り組みをお勧めしますが、複数個所の管理は干上がりがないよう十分に注意が必要です。

防鳥ネット(カモ除け)の設置
カモの侵入対策としてよく行われるのが防鳥ネットやテグスの設置です。保護したい農作物を覆うように張り、カモの飛来を防ぎます。しかし、コストと労力がかかることが懸念されます。
その他として、近隣の水田では『カモよけ』として、先端に白いビニール袋を付けた棒を設置しており、一定の効果があるとされています。

カモの水稲被害にご注意ください (PDF:471.8KB)(チラシ作成:明和町産業振興課)

まとめ

農作業被害はここに記述したもの以外にも様々なものがあります。また、一部の被害対策を講じることで他の被害が拡大することもあります。どの事例でも毎年被害規模は変わるため、被害予測情報等を確認して事前に対策をすることが大切です。

https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/hogai_zyoukyou/(農作物被害状況)

https://www.pref.mie.lg.jp/byogai/hp/(三重県 病害虫防除所)

お問い合わせ
産業振興課 農水商工係
〒515-0332 明和町大字馬之上945番地
電話番号:0596-52-7118
ファックス:0596-52-7136

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