3.農村環境の保全

農地は食物生産の場としての機能以外に、洪水調整機能や水資源かん養機能、生態系保全機能など多面的な機能(下記参照)を持つため、健全な状態に維持していくことが望まれます。町民の意識としても、田園風景を守りたいとの意見が多く、田園風景に関する満足度も高くなっています。

農業を取り巻く状況を見ると、収益性や後継者不足の問題から農家戸数が減少し、経営耕地面積も減少する傾向にあります。本町では、ほ場や用排水路などの基盤整備等による経営基盤の強化を進めておりますが、農業従事者の高齢化に伴い、農地の荒廃化が懸念されており、根本的な農業維持対策が必要となっています。

新緑の田園風景

新緑の田園風景

農地の多面的な機能とは

国土保全機能

洪水被害を軽減したり、土砂崩壊や土壌侵食などを防ぐ働き。

水資源かん養機能

自然のダムとして地下水などを豊かにする働き。

生物・生態系保全機能

水鳥やホタル、トンボ、小魚などの身近な生物の住む環境を守る働き。

安らぎ・体験学習機能

美しい田園風景やレクリエーションの場を提供したり、体験学習などを通した情操教育の場としての働き。

伝統文化保存機能

古くから伝えられてきた伝統文化や祭り、技術などを保存・継承する働き。

大気・水質浄化機能

空気中の有害な物質を吸収し無害な物質に浄化したり、用水中の有機物などを植物の吸収・土壌微生物の分解等により浄化する働き。

町の施策

環境保全型農業の推進

農薬や化学肥料の使用量削減、農業用資材への再生品利用、使用済みプラスチックの回収や適正処理、有機質の農地還元を促進します。なお、農業施設の整備・補修等に当たっては、明和町田園環境整備マスタープランに基づき、環境に配慮した工事を実施します。環境に配慮した農業の推進については、「農村環境計画」の策定を検討します。

農地の保全

「明和町農業振興地域整備計画」に基づき、宅地開発など他の土地利用との調和を図りつつ農地の保全につとめます。砂利採取のための一時転用の認可条件、転用後の埋め戻し状況など、適正な農地として復旧されているか検査を実施します。また、農地の無秩序な開発を防止するため、用途指定などによる計画的な保全を検討するとともに、違反転用防止の啓発やパトロールを実施します。違反転用者に対しては、是正・復元等の指導を行います。

農業の支援

後継者の育成や農作業の受委託促進、農地の流動化による効率的な土地利用、農地の集積による農用地の有効活用など、農業経営の改善を支援します。また、景観保全、町土保全、農耕文化、自然循環機能など農業の多面性を評価するとともに、農業の重要性に関する情報提供を行います。

地産地消の推進

地産地消の地消には、地域の生産を支えるという意味があり、地産には地域の環境を良くする農産物の作り方をし、地域の消費者に応えていくという大きな意味があります。このことから、生産者・消費者に地産地消運動を広くPRしていきます。
漁業生産物についても同様な意味があり、本町の重要な産業である漁業の振興につながります。

町民の環境配慮指針

  • 流通段階のエネルギー消費量が少ない地元の農産物を購入しましょう
  • 環境保全型農業でつくった地元の農作物を優先的に購入しましょう
  • 農業への理解を深めましょう

事業者の環境配慮指針

  • 農薬や化学肥料を減らし、消費者が安心できる作物を作りましょう
  • 生ごみや家畜糞尿などを有効利用しましょう
  • 再生資材を優先的に利用しましょう
  • 農業用資材を適正に処理しましょう
  • 農業と住民の交流の場を提供しましょう
お問い合わせ
生活環境課 環境係
〒515-0332 明和町大字馬之上945番地
電話番号:0596-52-7117
ファックス:0596-52-7137

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