議会だより 2008年8月 特集

行財政改革特別委員会

北海道浜頓別(はまとんべつ)町

 浜頓別町は、宗谷支庁南部に位置するオホーツク海に面し、面積は約402平方キロメートル、人口は約4,500人の町です。

 地勢はほぼ平坦で、南東および南西は山岳に囲まれていて町の中心部には頓別川が流れ、オホーツク海に注いでいます。
 平成8年度から平成12年度までの5年間を第一次行財政改革とし、平成15年度から平成19年度までの5年間を第二次行財政改革期間として、事務事業の見直しなどによる管理経費の削減、使用料及び手数料の見直しや行政の効率化などに努めてきました。
 また平成16年11月には合併を視野に入れ、模策を行ってきましたが、単独の町として運営していくことになりました。このため自治の確立を図り、行政として情報の共有、住民との協働の町づくりを推進しながら取り組みを行っています。
 各種料金の見直しについては、合併協議によって町民が他町村の事を知ることができたため、理解は得られやすかったそうです。また病院経営については赤字経営ですが、唯一の病院であり、取り壊すわけにもいかず継続的な課題だそうです。
 これらの研修を踏まえ、今後一つでも明和町の行財政改革の取り組みの参考にしたいと感じました。

L字型に設置された長机の席につき話し合いをしている委員の写真

浜頓別町役場

北海道猿払(さるふつ)村

 猿払村は「日本最北の村」として、北海道の最北部にあたる宗谷支庁管内のほぼ中央に位置し、カナダのモントリオールとほぼ同じ緯度にあたります。面積は約590平方キロメートル、人口は約2,900人の村です。
 地勢は1市3町にまたがる低山性、丘陵性山地であり、気候はオホーツク海沿岸の気象に支配されています。
 平成9年度から16年度までに「行財政改革実行計画」「行財政改革大綱」「行財政改革推進計画」を策定し、定員適正化計画の推進による職員数の削減、職員給与の適正化、事務事業の再編・整理を行っています。そしてさらに平成18年度から平成20年度に「集中改革プラン」を策定しました。現在はこのプランに沿って全庁体制の下、確実な実行に向けて取り進めています。具体的には、上下水道料金の改正、公共施設等の利用料の改正などです。
 改革にあたり、「村民との協働による行政」「良質な行政サービスの提供」「公正かつ透明な行政運営」「経営感覚を取り入れた将来世代へ過度の負担を残さない財政運営の実現」の4つの視点で改革を行っているそうです。
 猿払村とは規模が違いますが、行財政改革に取り組む姿勢に大変感銘を受けました。

向かい合うように設置された長机の席につき話し合いをしている委員の写真

猿払村役場

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局 議事係
〒515-0332 明和町大字馬之上945番地
電話番号:0596-52-7122
ファックス:0596-52-7133

お問い合わせはこちらから