議会だより 2014年2月 議会報告会

開かれた議会を目指して議会報告会を開催しました

 明和町議会では、町民の皆様に開かれた議会を目指し、議会活動について積極的に情報提供を行うとともに、わかりやすい議会運営に努めています。こうした活動の一環として、本年度から全議員が、日頃の議会活動の状況を町民の皆様にご報告させていただくため、別表のとおり5会場で初めての議会報告会を開催いたしました。

 当日は、議会の概要やしくみについて報告を行った後、報告に対する質疑応答や意見交換などを行いました。

 また、参加者の皆様からのアンケート結果については、報告会の内容などについて改善すべき点や「活動についてもっとPRすべき。」「テーマを決めて報告会をやってほしい。」「意見交換ができてよかった。」など様々な意見をいただきました。
 なお、参加者の皆様からいただきました貴重なご意見・ご提言は今後のまちづくりの参考とさせていただくとともに、町民の皆様に信頼される議会を目指して、今後も議員一同しっかり取り組んでいきます。

議会報告会 アンケート結果

  • アンケート配布者数 : 95人
  • アンケート回答者数 : 85人(回答率:90%)
地区別アンケート結果の詳細
地区名 会場 開催日 参加者数(人)
明星 明星会館 平成25年10月17日 21
大淀 大淀会館 平成25 年10 月18 日 19
上御糸 ふれあい会館 平成25 年11 月01 日 14
斎宮 いつき会館 平成25 年11 月10 日 31
下御糸 みいと会館 平成25 年11 月18 日 10

合計95人

(1)年齢

議会報告会参加者の年齢別の人数の記載した円グラフ
年齢別人数の詳細
区分 人数(人)
20歳未満 0
20歳代 0
30歳代 0
40歳代 5
50歳代 7
60歳代 52
70歳以上 21
無記入 0
合計 85

(2)性別

議会報告会参加者の男女別の人数の記載した円グラフ
性別人数の詳細
区分 人数(人)
男性 80
女性 5
無記入 0
合計 85

(3)住所

住所別の人数のグラフ
住所別人数の詳細
区分 人数(人)
大淀 18
上御糸 12
下御糸 8
斎宮 26
明星 21
無記入 0
合計 85

(4)周知について

議会報告会参加者の周知別の人数の記載した円グラフ
周知別人数の詳細
区分 人数(人)
広報めいわ 18
町のホームページ 1
行政チャンネルの文字放送 0
回覧チラシ 48
議員・知人の紹介 8
その他 8
無記入 2
合計 85

(5)報告会の内容について

議会報告会参加者の感想別の人数の記載した円グラフ
感想別人数の詳細
区分 人数(人)
分かりやすかった 30
分かりにくかった 9
どちらともいえない 35
無記入 11
合計 85

(6)今後の参加について

議会報告会参加者の今後の参加意向別の人数の記載した円グラフ
今後の参加意向別人数の詳細
区分 人数(人)
参加したい 71
参加したくない 6
無記入 8
合計 85

主な質疑・応答

明星会館

質問: 議員の政務調査費、費用弁償はあるのか。
回答: 明和町は共に支給していない。

質問: 議員定数を減らし、報酬を上げるといった議論はされたのか。
回答: 過去に定数削減を行ってきたが、今のところ検討していない。また、報酬は特別職等報酬審議会で決定される。

報酬の詳細
区分 月額(円)
議長 300,000
副議長 230,000
常任委員長 225,000
議員 220,000

期末手当

6月は基本給×1.4×15%の特別加算
12月は基本給×1.6×15%の特別加算

日当

日当、政務調査費はありません

質問: (仮)明星こども園の土地について、一議員が「談合、地元自治会の働きかけ、疑惑」などと言っているが本当のことか。何か証拠があるのか。
回答: 議会として、このような事実は全くなく事実に反するものと認識している。また、土地の購入については議員全員が賛成している。このような一議員の言動は議会としても遺憾であると考えている。

その他の質問

  • 大仏山への進入路の整備はできないか。
  • 防災面から、空き家対策についての取り組みは。
  • 野焼きについて。

大淀会館

質問: 犬の糞害について、「明和町を美しくする条例」の制定以降見直しがされていない。安心で安全に暮らしていけるよう、見直しをお願いする。
回答: 条例の第5条で規定されているが、この内容に反する行為は、飼い主のモラルの問題。過去にも、広報紙や自治会の回覧などでマナーアップを訴えてきたが、引き続き啓発を実施していく。

質問: 防災について、小学校の屋上に大淀住民全ては避難できない。また老人や子どもが逃げられない。同じ地区内に誰でも逃げられる避難タワーなどを作って欲しい。
回答: 川口准教授の言葉にあるように「まず逃げる」が肝心。小学校、二階建ての建物や国道23号線も高台と考え逃げるべき。また、バイパスへの非常階段の取り付け工事なども始まっている。一つ一つチェックをしながら予算つけを求めていく。

その他の質問

  • 中学生の自転車購入助成を検討して欲しい。
  • 県道の側溝について、ふたがきちんと出来ていない。祇園の山車の通るところなので困っている。
  • 樋門に集まる排水について、悪臭が酷く海も濁るほどなので浄化をしてほしい。

ふれあい会館(上御糸)

質問: 10月28日の非常放送の誤報について、すぐに訂正しないのはおかしい。
回答: 確認はしたが、今後誤報がないようにしたい。

質問: 農業問題について、もっと進んだ方向で議員全員が考えて欲しい。
回答: これといったものが中々見つからないが魅力ある農業にしていくよう今後議論していく。

質問: 災害時に、防火用井戸の再検討や、自主防災組織が消火活動できる水源を確保して欲しい。
回答: 消防水利は町内全域に上水道が敷設されたため、消火栓の設置と耐水性貯水槽を年次計画に整備している。
また、町内に防火井戸やさく泉があり、消防水利として使用しているが井戸の新設や枯れた井戸放水量が見込めない井戸に対する掘り返し等はしていない状況にある。

その他の質問

議員定数の削減や役場職員の削減などは、意見の偏りや役場の役割が果たせなくなると思うところもある。議員定数が多いか少ないか、現時点での考え方は。

2列に並んだ長机の席に座っている参加者の白黒写真

熱い議論が交わされました(ふれあい会館)

いつき会館(斎宮)

質問: 4人に1人は高齢者の社会であるにもかかわらず、要介護者の入居できる施設がなかったり、入居費が高い。また手続ができない。国民年金の6万円位で入居できる施設を建設してほしい。
回答: 特別養護老人ホームに入居すると年金で支払いはできるが、施設が少ない。空き家を利用して高齢者の憩いの場所をつくるように要望などをしている。
また、窓口の説明相談体制がしっかりできるように強化したい。

質問: 地震対策について、斎宮小学校だけの非難場所で、住民が避難できるのか。
回答: 津波に敏感な大淀、下御糸を含め、町内全域的に三重大学の川口准教授と共に検討中。

質問: 町の借金について返済を含め、考え方は。
回答: 町も下水、学校整備など様々な事業に取り組んでいる。返済について交付税措置もあり、現在の借入れ額ならば健全のようである。

その他の質問

  • 国の減反制度についての考えは。
  • 斎宮小学校前のため池が不衛生。埋めて駐車場等にできないのか。
手前の長机の席に議員の方々が座り、奥に住民の方々が向かい合って座っている会議の様子の白黒写真

議会報告会の様子(いつき会館)

みいと会館(下御糸)

質問: 三重大学の川口准教授の話で、下御糸地区には要介護者など要支援者が多いことを知った。災害時に対応するためどこの誰かなどを知りたいと思ったが、個人情報保護の関係で情報が得られず近所でも誰がそうなのかわからない。どうしたらよいのか。
回答: 個人情報保護と要支援者の間で法的な問題がある。要支援者を掌握して、本人や家族の意思の確認を行い、情報をどのように集めていくか、災害時の支援に対応できるよう検討中である。

質問: 年4回の定例会の期間は。
回答: 本会議前の委員会を含めて3月は20日、6月は10日、9月は20日、12月は10日程度。

質問: 町民バスの経路、時刻表など見直しは毎年行うのか。
回答: 要望があれば検討し、国交省に申請を行うなど、手順を踏んで変更するよう取り組む。

その他の質問

八木戸、浜田の河口、浚渫した土砂が崩れたりテトラポットの隙間から土砂が戻ってきて再度埋まっているが、何とかできないか。

総括

質問: 議会報告会について、各議員個人に意見を聞きたいと思う。報告会もわかりやすいようにもう少し詳細に説明してほしい。
回答: 検討する。

質問: 議会報告会の趣旨、開催する目的は。
回答: 今、議会改革が言われている。地方議員はいったい何ができるのか、どういうものなのかを皆さんにわかってもらいたい。議会に興味を持ってもらいたい。また、議員との交流を持てるきっかけになれればと思う。

質問: 税収を増やすための企業誘致の考えは。
回答: 取り組んでいるが震災から明和町は海に隣接しているという事で企業から敬遠されがち。既存の工場の拡大などをお願いしている。

質問: 町の主な課題は。
回答: 予算の着眼点を考えていく事が重要。現在は、消防署南側土地の利活用、中学校・大淀小学校、認定こども園の建設問題が大きな課題。

質問: 明和町の長期事業計画は。
回答: 中学校・大淀小学校、防災庁舎などの建設、農業集落排水事業、公共下水道事業など、施設には年限があり、その都度の改修も含めた計画がある。

質問: 消防署南側の土地の利用は。また多気東部土地開発公社とは。
回答: 一般人と役場での土地の直接売買が出来ないため手続きとして公社を間に入れる。土地の利用は、防災センター機能の充実を図るための消防署、老朽化、耐震、防災対応等が必要と思われる町庁舎、老朽化による移転建て替えの希望がある多気郡農協、これらを念頭に町が計画を練っている。議会として見守りチェックしていく。

お断り
質問だけの掲載は議会がこれから取り組むべき課題です。
紙面上、全ての質問にお答え掲載できず、申し訳ありませんでした。

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局 議事係
〒515-0332 明和町大字馬之上945番地
電話番号:0596-52-7122
ファックス:0596-52-7133

お問い合わせはこちらから