議会だより 2005年11月 特集

平成16年度決算これでいいのか財政運営 実質単年度収支は赤字

 平成16年度一般会計・各特別会計・水道会計は決算特別委員会に付託され詳細に審査が行われました。

 審査の結果、国民健康保険特別会計と住宅新築資金等貸付事業特別会計は賛成多数、一般会計と他の特別会計、水道事業会計は全員賛成で認定されました。

主な質疑は次の通り

質問: 防犯灯の工事請負費について、なぜこんなに不用額が出たのか。

回答: 新設柱に取り付ける予定だったが、電柱に取り付け可能になったため。

質問: 防災会議はなぜ開催されなかったのか。また、何人体制で組織されているのか。
回答: 災害の発生時に防災対策本部と兼ねて開催した。組織は町長、助役、消防団幹部、消防署幹部、警察官などから成る。

質問: 不用額が多額に出るのは初期予算査定が甘いのでは。不用額の使い方の方針は。
回答: 色々な要因で不用額が出た。繰越金は翌年度の補正財源に当てる。

質問: 健全財政に向けた予算の使い方をするべき。次年度、将来のために積み立てをもう少ししては。
回答: 出納整理期間中は(4~5月)会計年度が入り混じり、資金繰り等が大変。よって出納室とも協議して考える。

質問: 人権センターの相談事業の内容は。
回答: 一名の生活相談員がほぼ毎日活動している。老人からの相談が多く、ささいな事から就職相談等まで多種多様にある。

質問: 職員全員による滞納整理の内容は。
回答: 12月と5月の二回、一班3人の25班体制で2週間。時間外削減のためにも業務に支障が無いよう調整し、徴収に出向いた。

質問: 税金等の滞納金が減っていく傾向にない。法的手段も考えては。
回答: 現年度を中心に集めている。分納の指導も行いながら、法的手段も考慮し努力する。

質問: 戸別受信機の申請方法は。また、アンテナの設置について。
回答: 基本的には各戸申請。自治会で取りまとめて申請をしてもらう場合もある。アンテナは場所によって設置の必要な所もあり、設置の費用は役場が負担する。

質問: 公用車の購入基準は。
回答: 以前は10年乗車後、若しくは10万キロメートルの走行で購入していたが、最近は12~15年乗車後を目安にしている。環境に配慮したハイブリット車や軽ワゴンタイプが主。

質問: 大淀キャンプ場の利用状況は。駐車場料金の在り方についても考えて欲しい。
回答: 利用人数も大幅に増え、前年度を上回る黒字となった。駐車場料金はシャワー代も含んでいる。財源としてこのまま徴収したい。

質問: 高齢者の生きがいと健康づくり推進事業の予算が削減されているのでは。
回答: 国の再度見直すという方針に基づいている。介護対象者へはそれなりの予算がついているが健康老人には厳しい。健康老人への何らかの取組みは必要。

質問: 公害対策の報酬費は公害が発生してから支払われるのか。
回答: 事情が発生した時、意見を委員に聞き改善策を練る時に支払われる報酬。

質問: 児童クラブ保険料の内容は。
回答: 一名につき500円の掛け金で、一年間有効。

質問: 駅前駐輪場について、斎宮には無くなぜ明星にだけあるのか。
回答: 明星からの要望が強かった。地域で整理するようにお願いはしているが乱雑になってしまう。改めて自転車の整理の仕方について検討したい。

質問: 公民館活動の講座と同好会の違いは。
回答: 講座は初心者、講座を3年経過した人は同好会に移行してもらう。

席につき話し合いをしている決算特別委員会の参加者の写真

決算特別委員会

ミニかいせつ

単年度収支

 当年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額。実質収支とは形式収支から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した決算額。

実質単年度収支

 歳入歳出の中には実質的な黒字要素(積立金・繰上償還額)や赤字要素(積立金の取崩し)が含まれている。単年度収支からこれらの要素を除いた額を実質単年度収支という。

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