議会だより 2009年8月 特集

4月16~17日 議会だより編集特別委員会

議会だより編集特別委員会は4月16日~17日に三重県東員町と石川県津幡町を訪問し、いろいろご指導いただきました。

東員町

 東員町は三重県北部に位置し、人口約26,000人、8,800世帯の町です。

 議会広報は特別委員が中心に作成されています。写真は活動的なものが多く使われ、適度な余白が読みやすく、読者の目を引くのであろうと思いました。

席について話を聞いている、東員町を訪れた委員の写真

親しまれる紙面づくりのために!

津幡(つばた)町

 津幡町は石川県のほぼ中央に位置し、人口約37,500人、12,300世帯の町です。

 議会広報は請願、陳情、意見書なども詳細に取り上げられ、文章全体が簡潔明瞭でわかりやすい内容でした。
 両町とも「町村議会広報全国コンクール」に入選され、委員一人ひとりが積極的に議会広報の作成に取組まれ、大変参考となりました。
 今後、これらの研修の成果を少しでも我が町の議会だよりに反映し、町民によりわかりやすい広報を作成していきたいと痛感しました。

向かい合うように設置されたテーブルの席について話し合いをしている津幡町と明和町の委員の写真

充実した意見交換を

5月14~15日 教育厚生常任委員会

教育厚生常任委員会は5月14日~15日に、兵庫県猪名川町と、同県神戸市の私立多夢の森保育園を訪問しました。

猪名川(いながわ)町

 猪名川町では不法投棄の撲滅について研修を行いました。
 山林が多く、都市部に近いことから、家電や産業廃棄物などの不法投棄が増加しており、町としてパトロールの実施や監視カメラの設置などの対策をとってきたそうです。近年では地域住民を中心とした活動も行っているそうです。また、ごみを不法投棄した業者などの特定に結びついた情報提供者に報奨を贈る制度もあり、不法投棄は年々減少しているそうです。
 環境美化が重要視される中、地域住民・行政・警察などの様々な主体が連携して、廃棄物の不法投棄を許さない地域づくりを推進していく必要があるのだと改めて感じました。

多夢の森保育園の教室内で前方のスクリーンを見ながら研修を受けている委員の写真

多夢の森保育園

多夢の森保育園

 保育所の待機児童の解消に向け研修を行いました。待機児童の解消には、私立の園の活用など様々の方法があります。
 今回訪れた、多夢の森保育園はデイサービスセンターとの複合型の私立保育園です。異年齢のグループ単位での生活で、お年寄りとも日常的に関わることができ、神戸市で推進している病児保育や一時預かり制度が大変充実していました。また、同系列の近くにある夢の森保育園は廃校になった学校を改装し、市立幼稚園と隣りあわせで設置されていました。
 明和町でも、待機児童の解消に向けて取組んでいますが、保育時間や一時預かり制度などもあわせて不十分な点はまだまだ山積しています。
先ずは待機児童ゼロに向け、そして保護者が児童を安心して預けられる保育所の環境づくりに取組んでいこうと強く思いました。

5月28~29日 総務産業常任委員会

 総務産業常任委員会は5月28日~29日に、石川県珠洲市を訪問し地産地消エネルギーと安全安心の備えについて研修を行いました。

地産地消エネルギー

 バイオマスメタン発酵施設の説明を受け、現地視察を行いました。この施設の特徴は(1)5種類の廃棄物をまとめて処理する。(2)メタンガスを熱エネルギーとして場内で全て使用する。(3)最後に残ったものは肥料にして土にかえす。というもので、これをきっかけに地球温暖化対策、リサイクル社会のさきがけとして、珠洲市の生活環境の啓発が確立されたとのことです。
 地球におけるガソリンを初めとした限られたエネルギーの中で、循環型社会の一環として処理残物が緑地還元できる取り組みには大変感銘を受けました。

手元の資料を見ながら説明を聞いている委員の写真

バイオマスメタン醗酵施設での説明

安全安心の備え

 地震対策に係る住民伝達と備えについては被災した地震を踏まえ、説明を受けました。防災無線による情報伝達体制、津波情報監視体制並びに避難誘導体制、自主防災組織の充実、そして備えとしての食料・水の備蓄が緊急避難場所25箇所に配置されているなどのことでした。
 被災経験に基づいた住民の危機感への意識の持ち方、行政の取り組む姿勢は、今後わが町でも是非、参考にしたいと痛感しました。

掌の上に乗っている肥料の写真

廃棄物を処理してできた肥料

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