議会だより 2009年2月 特集1

長野県下條村を訪問11月14日

 行財政改革特別委員会は11月14日に長野県下條村役場を訪問し、いろいろご指導いただきました。

行財政改革特別委員会

 下條村は、長野県の最南端下伊那郡のほぼ中央に位置し、総面積は約38平方キロメートル、人口は約4,200人の町です。
 地勢は下條山脈を水源とした5つの川の流れが穏傾斜を東に向かって流れ下ることで、天竜川に注いでいます。これらの諸流が平坦部を侵食し、各集落を自然に形成しています。気候は内陸性で、一日及び冬と夏の気温差が激しい気候です。
 下條村は、徹底した行財政改革によって、組織のスリム化に成功し、資材支給や合併処理浄化槽によって村民参加が進み、自立的な自治体構造が完成している村です。
 事務事業の見直しとして、職員の嘱託化を進め、退職者の不補充や保育所の統合、係長制の廃止、収入役や教育長を置かないなど徹底した行政のスリム化に成功し、全国平均より4割少ない職員数で業務をこなしています。
 医療・福祉面では、効率のよい福祉サービスの提供を実現し、中学生までの医療費無料化を行っています。
村づくりは人づくりという村長の理念を基に、村営住宅に若い世帯を移住させることにより、出生率が下がるばかりの日本で、人口が増え、逆に出生率が上がり、活性化しつつある村でもあります。
 「行財政改革は先ず職員の意識改革からで、特に町長、副町長、総務課長などの幹部の姿勢で意識は変わる。」「人口が増えつつある今、次は働く場所の確保ということで企業誘致についてが今後の課題。さらなる村の発展に向けて取り組む。」などの前向きな様々な意見を拝聴し、深く感銘を受けました。
 行財政改革の推進方法は、自治体の考え方、地域性など一様ではありません。しかし、これらの研修、意見交換を参考にし、明和町に適した効果的な改革を進める必要があると感じました。

上:コの字型に設置された長机の中央にストーブが置かれ、席についている委員が話し合いをしている写真、下:資料が置かれた席について話し合いをしている委員の写真

視察研修のようす

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