議会だより 2010年2月 特集

待機児童の解消に向けて

教育厚生常任委員会

津市ゆたか保育園 10月13日

 来年度より現在町内にある三つの保育所に加え、斎宮地内において新しく保育園が開設されます。このことにより待機児童は解消されるであろうと期待しますが、これに先立ち既に津市で開設している同保育園の視察に伺いました。

 ゆたか保育園を運営している社会福祉法人・豊津児童福祉会は昭和28年に託児所の開設から始まり、認可保育園となり、現在では津市に3つの保育園を開設しています。

 積極的に取組みをされている異年齢保育の実施が特徴的で、下の子どもが上の子どもを見て育つという、兄妹が少なくなってきている現代社会においては大変有意義に感じられました。
また、英語教育やスイミング、茶道遊びなど、子ども達のあらゆる可能性や興味を引き出させるような独自な施策も展開されているそうです。
 来年度から明和町の保育の一環となるゆたか保育園に大いに期待して研修を終えました。

椅子に座っている園児と先生、ベビーサークルの中で遊んでいる園児の写真

年齢の垣根を越えた保育の様子

学校運動場の芝生化推進を

教育厚生常任委員会

奈良県大和郡山市矢田南小学校 10月22日

 大和郡山市は、奈良盆地の北部に位置し、面積42.68平方キロメートル、人口約91,000人で、自然の水質、水利に恵まれています。
 今回視察に伺った矢田南小学校は「運動場芝生化推進モデル事業」として、県が20校を募集し9校が応募した中の1校です。事業実施に当たって、一年目の費用は100%の県費補助です。
校長先生の教え子を中心に自治会やボランティア、子ども達、保護者で5月に夏芝の種まきをして、9月には運動会を実施。その後冬芝の種をまき、一年中芝生の上を裸足でかけめぐることができるそうです。また、子ども達が外で遊ぶことが多くなり、運動能力が向上しつつ、運動会などでもけがが少なくなったそうです。しかし今後、二年目からの維持費と、ボランティアや協力者の確保の問題があるとのことでした。
 明和町としては、大和郡山市の積極的な取組みと今後の経過を見ながら検討していくことで研修を終えました。

席について資料を見ながら矢田南小学校での説明を聞いている教育厚生常任委員の写真

学校での説明

太陽光発電の取組みを

総務産業常任委員会

滋賀県栗東市大宝東小学校 10月23日

 栗東市は、滋賀県の南部に位置し、面積52.75平方キロメートル、人口約64,000人、京阪神の通勤圏で大規模住宅整備が進み、人口増加が続いています。また国道1号線・8号線の通過、名神高速道路栗東インターチェンジの開設などで多くの企業も立地してきています。

 今回「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」を実施している大宝東小学校の説明、及び現地視察を行いました。
 太陽光発電は、年々深刻化するエネルギー資源問題の有力な解決策の一つとして、また地球温暖化の原因とされている二酸化炭素の排出も抑止できるなどの利点があるそうです。学校に設置したことで子ども達への環境教育の一環として、また市の目指す環境方針の発展に貢献する可能性があるとの判断から、実施されたそうです。
 昨今の経済状況を推察すると何れの市町村も財政状況は厳しいと認識しているにも関わらず、栗東市の地球温暖化解消に向けた思い切った取組みに深い感銘を受けました。

上:席についている委員のうちの一人が席を立って発言している写真、下:席について話し合いをしている委員の写真

栗東市役所

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