議会だより 2011年8月 特集

視察レポート

各常任委員会は5月26日~27日に連合審査として京都府大山崎中学校と奈良県河合町にあるナガレ山古墳へ現地視察に行き、それぞれの調査・研究を行いました。

史跡を核としたまちづくりについて

総務産業常任委員会

奈良県 ナガレ山古墳

 ナガレ山古墳は、奈良盆地の西部河合町、なだらかに起伏する馬見丘陵の北東部にあります。昭和51年に国史跡指定、平成9年に整備復元された1600年前の前方後円墳です。史跡指定を受けることができ、復元して保存されるまでには地元住民や関係者の努力がかなりあったそうです。

 町の歴史は古く、旧石器時代に人々の生活の痕跡が見られ、続く縄文時代以降、各時代の遺跡が残されています。特に近世以降は大和川の水運の発達とともに栄え、明治以降には、果樹栽培とその商品化や灌漑水路網の実現など、奈良県下でも最も進んだ農業が営まれていたそうです。

 河合町は歴史遺産を保存し、豊かな自然環境と調和をはかりながら、大都市圏にアクセスしやすい住宅都市として発展しているそうです。

 明和町も斎宮跡の活用を図りながら何とか町の発展につなげていきたいと改めて思いました。

古墳の斜面に設置された階段を登っている視察委員の写真

ナガレ山古墳

義務教育施設を含む公共施設の充実について

教育厚生常任委員会

京都府 大山崎中学校

 大山崎町は京都盆地の南西部にあり、京都、大阪へそれぞれ15キロメートル、30キロメートルの距離にあります。町の南で桂川、宇治川、木津川の三川が合流して淀川となる地理的要所にあり淀川の水運や京都と大阪を結ぶ西国街道が南北に通っていて、陸上交通も歴史的に古くから開けていたそうです。昭和40年以降、京都、大阪のベッドタウンとして住宅開発が急速に進み、人口が急増するとともに、名神高速道路や国道171号線沿いに工場や企業が立ち並ぶようになったそうです。この人口の急増に伴い、昭和46年4月に乙訓中学校事務組合立第二乙訓中学校として新設し、昭和57年の乙訓中学校事務組合の解散によって町立の中学校として発足し、平成22年1月6日より新校舎にて教育活動を行っているそうです。平成23年度は全校生徒数386名、13学級、教職員29名の学校規模で、明和中学校よりは少し規模が小さいですが、新校舎建設にあたっての経緯を聞かせていただきました。また、「屋上にプールを設置したことによって、敷地が有効利用しやすい」「ローカの幅など広く移動が難なくでき、職員にとっても子供たちを掌握するのには良い設計」などの利点があるそうです。
 明和町では中学校を始め校舎の建て替えについては、真剣に考えていかなければいけない時期にきています。参考に出来るところは是非取り入れ今後さらなる検討をしていきたいと思いました。

4階建ての大山崎中学校校舎を校庭から眺めている視察委員の写真

大山崎中学校

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