議会だより 2011年11月 特集1

視察レポート

 各常任委員会は8月19日に合同視察として鈴鹿市神戸中学校と愛知県犬山市へ行き、それぞれの調査・研究を行いました。

教育厚生常任委員会

義務教育施設の建築について

鈴鹿市神戸中学校

 神戸中学校は生徒数903名、職員数65名で明和中学校よりは規模的に少し大きい学校です。平成8年3月、市の発展と共に生徒数の増加、並びに教育環境の整備が必要であり、地区住民の理解も得る中で移転改築が決定されました。その後、中学校建設検討委員会で様々な検討を行い、また特定建設委員会を発足し、総事業費約42億円で事業を推進されたそうです。
 校舎の特色としては、(1)廊下幅員を通常より広く確保し、学年ごとの教室は対面方式となっている。(2)非常時のために緊急車両等の駐停車乗降箇所が設置されている。(3)生徒・職員とのコミュニティとして多目的学習ホールが確保されている。など、あまり見られない造りでした。
 説明の後、現地調査を行い、詳細に質疑などをしました。
 明和町では中学校を始め校舎の建て替えについては、様々な角度から調査研究されています。今回の視察でも参考に出来るところは是非取り入れ、後悔のない校舎建築に向けて努力することを痛切に感じました。

鈴鹿市神戸中学校の広々とした廊下に置かれている卓球台の写真

卓球台も置ける広く明るい廊下(鈴鹿市神戸中学校)

総務産業常任委員会

文化財活用のまちづくりについて

愛知県犬山市

 犬山市は愛知県の北西部の木曽川が濃尾平野へと流れ出る所にあり、古くから交通や物流、政治の要所として栄えてきたそうです。戦国時代には合戦の舞台となり、江戸時代には城下町として発展し、今でもその歴史の足跡が多く残されていました。
 このような良好な環境(歴史的風致)を維持・向上させ後世に継承するために制定された「歴史まちづくり法」が犬山市に認定されました。その経過、概要などの説明を受け、質疑を行いました。認定されるために「犬山市歴史的風致維持向上計画」を作成したそうですが、作成するにあたって『歴史的風致』の概念を的確に捉える事に大変苦労されたそうです。
 その後、城下町や犬山城などの現地調査を行い、見聞を広めました。
 明和町は埋蔵文化財で犬山市とは違うかもしれませんが、少しでも早くに「歴史まちづくり法」が認定され、斎宮跡を発展させることで明和町全体の発展ができるよう努力したいと感じました。

コの字型に設置されたテーブルに置かれた資料を見ながら話し合いをしている委員の写真

斎宮跡にも「歴史まちづくり法」が期待される。

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