議会だより 2012年2月 特集

視察研修

長野県箕輪(みのわ)町 11月4日

 明和町議会は、議員や議会の責務・活動原則、町民と議会との関係等を定めた「議会基本条例」の制定に向けて等、議会改革に取組んでいます。
 そこで11月4日、全議員で、改革に取組み議会基本条例の制定を成し遂げられた先進地でもある長野県箕輪町へ行き、調査・研究を行いました。

 箕輪町は南アルプスと中央アルプスに抱かれた長野県伊那谷の北部に位置する田園工業都市として発展している町です。人口は昭和30年の3町による合併以来増加の一途をたどり現在は約2万5千人となり、明和町よりやや多いようです。

 箕輪町議会は平成12年に議会活動検討特別委員会を設置し、議会改革が始まったそうです。改革事項としては毎月1回の定例全員協議会の実施、町内各種団体との懇談会の実施、議会基本条例・地産地消条例についての研修等について何度も協議を重ね改革を行ってきたそうです。

 その中でも特に議会基本条例は議会と町長がともに住民から直接選ばれた「二元代表」であることを踏まえ、議会は町長と対等な立場で独自に政策を立案・提言をし、議会の役割を再定義し、公開度を上げて説明責任を果たす等、活性化のための運営ルールを定めるもので、制定にあたっては大変な時間と苦慮が必要だったそうです。しかし、それだけに、議会の在り方を町民に対して宣言するという意味では大変意義深いものだと実感しました。

 また、併せて町民の意見を的確に把握するため、年に1回決算の報告を交え、懇談会を開催するそうです。厳しい意見も出されるようですが『常に町民の目線で』という認識の下に立っている私達議員にとっては今後の実施に向けて検討するべき課題だと思いました。

 議会は、豊かで明るく住みよい町の発展と町民に信頼される活力ある議会の実現に向けて邁進していかなければいけません。そのためにも明和町議会も出来ることから改革を推し進めていく必要があるのだと感じました。

左側に横一列に設置された長机の席に議員の方々が座っている会議の様子の白黒写真

視察先での会議の様子

右側に横一列に設置された長机の席に議員の方々が座り奥の席の男性が席を立って意見を述べている会議の様子の白黒写真

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