議会だより 2015年11月 議会懇談会

知ろう 知らそう 町政を 第三回 議会懇談会

明和町議会では、町民の皆様に開かれた議会を目指し、議会活動について積極的に情報提供を行うとともに、わかりやすい議会運営に努めています。こうした活動の一環として、全議員が、別表のとおり5会場にお伺いし第3回の議会懇談会を開催いたしました。
 当日は、質疑応答や意見交換などを行いました。
また、参加者の皆様からのアンケートも様々な意見をいただきました。
 なお、参加者の皆様からいただきました貴重なご意見・ご提言は今後のまちづくりの参考とさせていただくとともに、町民の皆様に信頼される議会を目指して、今後も議員一同しっかり取り組んでいきます。

主な質疑・応答

大淀会館

質問: 津波避難タワー(6基)の規模と耐用年数は。
回答: 各地区の避難人数に応じており、規模としては大淀地区のものが一番大きい。耐用年数は基本60年だが、目標として100年としている。

質問: 7,8年前から大淀小学校の移設・建替えの話を聞いているが、進んでいるのか。
回答: 大淀小学校は昭和38年に建てられていて、平成35年までには移設・建替えをしなければならない。耐震調査については、実施した結果、基準点以上の調査結果が出たため、現段階では補助金の対象外となる。
また、現在小学校が建っている場所での建替えは、津波浸水区域内にあるため、これも補助金対象外となる。

質問: 伊勢市のおかげバスが大堀川の停留場まで来て、山大淀で方向転換して帰っていくが、その途中に2ケ所ほど停留所を作ることはできないか。
回答: 伊勢市との兼ね合いもあるが交渉してもらう。

質問: ミセススマートが閉店との話があるが、そうなれば買い物に困る人が出る。イオンまで1時間かかる町民バスのダイヤを改善できないのか。
回答: 1年かけて運行見直しをするという行政答弁があった。これまでの路線バスから、福祉(コミュニティ)バスになる方向も検討中。

質問: 今後、コミュニティも薄くなりゴーストタウン化していく恐れもあり、空き巣や空き家の火事等が心配な中、監視カメラの設置や歩道を車道より広げ、交通事故の減少に繋がるなどの対策はできないか。
回答: 警察などの許可も必要。その時々で考え方も違うので、その都度整備していく。

その他の質問

プレミアム商品券について

ふれあい会館(上御糸)

質問: 町の補助団体などの決算について、予算に対して決算に残額が出ていた場合、議員はチェックしているのか。
回答: 決算委員会でチェックしている。

質問: 決算で残金が出た場合、町民が望む事業にまわしたり、次年度の予算にまわせないのか。また、実績報告がないのでは。
回答: 事業費を目的外使用はできない。年度当初、運転資金一定額も必要。予算のチェックは議会の仕事だが、帰って執行部に話をする。

質問: 第5次総合計画が進行中であるが、何を進めているのか。
回答: 第5次総合計画の後期計画を作成している途中。

質問: 大堀・笹笛・祓川と3河川あるが、祓川は自然がたくさん残っている。昔は中海にも橋がかかっていた。祓川の自然の保存に協力してほしい。
回答: 祓川は数少ない無堤河川でなんとかしていきたい。

質問: 祓川に公園を造り、祓川に生息する魚を入れ、体験館を造ってはどうか。
回答: 小さい子どもでも遊べる親水公園をつくることを進めていきたい。

質問: 大淀と下御糸に津波避難タワーができるが、買収の土地単価が違いすぎる。どういう経過で倍の差もでる金額になったのか。
回答: 鑑定士による土地鑑定で決定された。

質問: 津波避難タワー建設予定地はどういう経過で決めたのか。
回答: 最初に求めた土地がそこだった。土地は細長いが買ってから建物の形を考えるとのこと。

質問: 広域圏道路の今後のルートは。
回答: 中海の方から坂本に続ける策で進んでいる。11月頃関係自治会に聞きに行くと聞いている。

質問: 荒廃農地が増えてきた。町として考えてほしい。
回答: 花を植えるなど町としても考えていると思う。しっかりと要望する。

その他の質問
  • 教育行政について
  • 企業誘致について
  • 農業施策について
  • 櫛田川4号用水の中海集落内でのガードレール設置について

明星会館

質問: 日本遺産認定について、今後どのように進めていくのか。国の補助金はあるだろうが、単費の負担もあるはずだから効率的な運用を。また、便益施設を建てるだけではなく、利益を上げることを考える方策は。
回答: 斎宮跡を中心に12ケ所のストーリーとして認定を受けた。各種団体等で構成する協議会を立ち上げ、事業の展開が図られる。
復元建物も完成し、また賢島で開催されるサミットの日取りが決まり、集客にまたとない絶好期を逃さないよう取り組むよう進言している。
宿泊施設がないので空き家対策としての活用や、史跡外での道の駅のミニ版も考えたらどうか。また商品開発をもっと進めるよう働きかけている。

質問: こども園が完成し、旧曙幼稚園の跡地の利用について何の進展もない。
回答: 放課後児童クラブについて利用できないか検討している。

質問: こども園の進入路が27年7月にはできると聞いているが、実際いつできるのか。
回答: 28年度中に完成する。

質問: 空き家対策はどこまで進んでいるのか。
回答: 現在、自治会長に調査を依頼している。国の特措法もできているので、その後対策を図る予定である。

質問: 下水道計画の進捗は。
回答: 平成27~32年、新茶屋から明星地区へ。

質問: 議会基本条例の制定は考えていないのか。
回答: 取り急ぎは考えていない。時間をかけて検討していきたい。

その他の質問
  • 斎宮跡の活性化と斎宮市について
  • セレモニーホールについて
  • 避難所となっている小学校の体育館について

いつき会館(斎宮)

質問: 博物館北側ふれあい広場の公園は、主にゲートボールに使用しているが、サッカーゴールを設置してほしい。
回答: 町有地であるので、設置については行政へ提案していきたい。

質問: 総合計画の町民アンケートの内容を掲載しもう少しオープンにしてほしい。担当課は目的・目標をもってしないと無駄。啓発が悪いのか、若い人の回答が少なく、回答者も偏っていて長期目線がないのでは。
回答: 総合計画は町づくりのために5年ごとに実施している。興味を持っている人にはアンケートの回答が得られるが、若い人には興味が薄い様に思われる。今後はこれを基により良い町づくりを考えていく。

質問: 南部丘陵地にはファミリーで遊べる公園がない。中高年のゆっくりできる総合的なものが欲しい。また進捗が遅い。
回答: 地域用水整備が平成24~29年にかけて3億7千6百万円で進められる予定。34.5%は整備済み。担当課に働きかけていく。

質問: 斎宮跡の環境整備、トイレの設備、無人化を何とかできないか。また斎宮跡全体の町づくりのビジョンを作れないか。
回答: 3,000人以下の乗降客のところは無人駅とするのが近鉄の方針。急行の停車やダイヤの変更は非常に困難。3棟の復元建物が完成し、9月に式典の予定。また、完成したさいくう平安の杜(仮称)の北側には地域交流センターを建設予定。

質問: 3月議会で予算が決定したにもかかわらず、6月議会で2億円の補正予算が組まれるのに疑問を感じる。
回答: 国からの交付金頼みの事業も多く、補助事業確定に伴うものがあるため。

その他の質問

空き家対策について

みいと会館(下御糸)

質問: 祓川の堤防の整備について、高潮対策はされているが、津波対策はされてはいない。 議会として話はしないのか。
回答: 議会の中でも祓川、大堀川などの堤防の高さについては話をしている。町長と知事との対談の中でも要望をしている。

質問: 農業委員会はどうなっていくのか。
回答: 今後随時議会へも報告があり、審議していく予定。

質問: 各地域の公民館などの利用料が高い。高齢者の利用料は無料にすべきでは。
回答: 条例で運営をしている。受益者負担が原則。

質問: マイナンバー制度について、町民へのメリット、デメリットは。
回答: メリットは情報の一元化が出来る。明和町独自の利活用を考えていく。デメリットはセキュリティー保護などの問題では。

質問: 防災訓練時にゼッケンなどを着けて誰が見ても訓練の様子がわかる様に出来ないか。参加者の周知にも繋がるのでは。
回答: 訓練の内容等はこれからも考えていき、より沢山の参加者を呼べる様に勤めていきたい。

その他の質問
  • 津波避難タワーについて
  • 町民バスについて
  • 交通協議会について
昔の建物が再現された斎宮跡の白黒写真

日本遺産に認定され更なる事業の展開が期待される斎宮跡

三角屋根の斎宮駅舎入り口を撮影した白黒写真

日本遺産に認定されたにもかかわらずひっそりとする斎宮駅

議会報告会 アンケート結果

議会報告会参加者数
地区名 会場 開催日 参加者数(人)
大淀 大淀会館 平成27年06月25日 20
上御糸 ふれあい会館 平成27年06月26日 25
明星 明星会館 平成27 年06 月27 日 30
斎宮 いつき会館 平成27 年06 月28 日 23
下御糸 みいと会館 平成27 年07 月03 日 30

合計128人

議会報告会参加者の年齢別の人数の円グラフ
議会報告会参加者の性別ごとの人数の円グラフ
議会報告会参加者の住所別の人数の円グラフ
議会報告会参加者の周知別の人数の円グラフ
議会報告会参加者の関心別の人数の円グラフ
議会報告会参加者の議会だよりの閲覧経験の人数の円グラフ
議会報告会参加者の意見や声が反映されているかの感想の人数の円グラフ
議会報告会参加者の議員定数についての感想ごとの人数の円グラフ
議会報告会参加者の議員報酬についての感想ごとの人数の円グラフ
議会報告会参加者の報告会の内容についての感想ごとの人数の円グラフ
議会報告会参加者の今後の参加の意思ごとの人数の円グラフ

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局 議事係
〒515-0332 明和町大字馬之上945番地
電話番号:0596-52-7122
ファックス:0596-52-7133

お問い合わせはこちらから