議会だより 2016年2月 特集

視察レポート

 公共施設等建設特別委員会は11月9日、庁舎と中学校の建設にあたり、調査・研究のためそれぞれの市町を訪問し、ご指導をいただきました。 両市町の研修の成果を少しでも参考にしていければと痛切に感じました。

菰野町役場

 菰野町は三重県北部に位置し、人口約41,000人の町です。

 平成14年3月に完成した新庁舎の建設については、バリアフリーを始め、人と環境に優しく、また訪れる人が利用しやすい構造や配置とすることを主眼に設計されています。

 また役場庁舎には、大地震時等の災害時に、災害対策本部を設置し情報の収集による被害状況の把握や、様々な対応を行う防災拠点としての役割があり、そのため建物自体を振動から守る構造としての免震構造を採用しています。これは、基礎部分に部材を組み込むことで、地面の揺れを吸収し建物への影響を小さくするものです。
説明を受け、建設費、免震構造の詳細などを伺った後、実物を見学させて頂き、大変有意義な研修でした。

 その後、木造平屋建ての八風中学校武道場も見学をさせて頂きました。

長机をロの字に設置した室内で奥の立っている男性の話を参加者が聞いている白黒写真

熱心に質疑を交わす様子(菰野町)

いなべ市立大安中学校

 いなべ市は名古屋から車で約50分の距離にあり、人口約45,000人の市です。

 平成26年2月に完成した新校舎は、鉄筋コンクリート造、地上2階で既存校舎の耐震化に伴う建替えだそうです。鈴鹿山系の山並みに調和するシンプルなデザイン、学年ごとにまとまりを設けた学年ユニット、学年ユニットをつなぐ特別教室からなるアクティブモールを計画し、好奇心や交流を育む環境にあります。また、地中熱や太陽光利用、雨水利用等自然の力を取り入れたエコスクールにもなっています。

 広大な敷地に素晴らしい建設構造には目をみはるばかりで、大変感銘を受けました。

2階建ての大安中学校の校舎の手前の広場を歩いている人達の後ろ姿の白黒写真

(大安中学校)

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