斎宮跡
「幻の宮」とされてきた斎宮跡は、昭和45年の団地造成の計画をきっかけに事前発掘調査が行われ、一般の住居跡から出土しない緑釉陶器、蹄脚硯などの多く土器が出土し、斎宮跡が明和町の斎宮にあったことが裏づけられました。その後、昭和48年から3ヵ年にわたり史跡の範囲確認調査が行われ、東西約2.0キロメートル、南北約0.7キロメートルの137.1ヘクタールにおよぶ広大な面積を占めていることが明らかになりました。このことから、わが国の歴史・文化を解明する上で重要な文化遺産として、昭和54年3月27日に国指定をされました。
この斎宮は天照大神の御杖代として、代々の天皇ごとに伊勢に派遣されていた「斎王」の御所であるとともに、その事務を取り扱った官人の役所でありました。
斎宮跡地内の公共施設
斎宮歴史博物館
斎宮の歴史や内容を紹介しています。映像による展示案内も行っています。
電話:0596-52-3800
いつきのみや歴史体験館
平安時代の生活を体験できる施設です。十二単や直衣などの衣装の試着体験や年中行事の講座など様々な体験ができます。
電話:0596-52-3890
さいくう平安の杜
平安時代前期(9世紀)の復元建物3棟(正殿・西脇殿・東脇殿)を、発掘調査で発見された位置そのままに再現しています。
電話:0596-52-7126(明和町役場 斎宮跡・文化観光課 文化財係)