宇爾櫻神社天王踊

宇爾桜神社天王踊(宇爾桜神社かんこ踊り)

三重県多気郡明和町宇爾櫻神社の天王祭(例祭)で奉納される「天王踊」。疫病追放、五穀豊穣、氏子安全などを願って行われる。別名「有爾中かんこ踊り」ともいわれている。 起源は江戸時代の中頃とされるが、伝え聞くところによれば、練習風景を見せず、、書き物をせず、口伝えのみで受け継がれてきたため、近世以前の資料は残されていない。 明治41年の神社合祀以降中断されていたが、地区に残されている関係資料には、「宇示中青年團復興第一回天王踊昭和十二年度」と記されていることから昭和12年に村人の敬神の熱意から復活している。その後、踊りが年々盛大となり、昭和31年には伊勢神宮へ奉納。しかし昭和35年には踊り子不足で中止となり、昭和57年に神社が宮建ちされたのを機に22年ぶりに復活。以降、毎年行われるようになり、現在は有爾中天王踊保存会が中心となって、踊りの奉納と保存活動が行われている(平成29年は休止)。昭和60年「宇爾櫻神社かんこ踊り」として明和町の無形民俗文化財に指定されている。

本記録動画は、文化庁の補助(地域文化財総合活用推進事業)を得て、令和元年度に実施されたものを記録し、明和町日本遺産活用推進協議会が作成しました。

腰に太鼓をくくりつけ麦わらで作った衣装を着用した舞い手が太鼓を叩きながら踊っている宇爾桜神社天王踊の写真
田んぼの畦道を衣装を着た舞い手が列をなして練り歩いている写真

地図情報

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