上村・池村の道切り行事

明和町には道切り行事が、町南部の斎宮地区の上村、池村に集中して残っており、「シメナワサン」や「山の神」、行事を行う時期から「八朔」との呼び名がある。 道切り行事の実施場所の多くは、各集落の入り口にあたり、山の神をはじめ愛宕さんの札や庚申さんも祀られている。いずれも集落へ悪いものが入らないようにする強い意図のあらわれといえる。なお、山の神の石碑は、明治期の神社合祀や道路整備により氏神社境内などに移設されているものもある。また、注連縄も車社会の発達により自動車の通行を妨げないよう、現在では道に掛け渡すのを止め、片側の立木や石碑に巻き付けられている箇所も多い。

本記録動画は、文化庁の補助(地域文化財総合活用推進事業)を得て、令和元年度に実施されたものを記録し、明和町日本遺産活用推進協議会が作成しました。

細い道沿いに斜めに立つ樹木に巻き付けられた注連縄の写真
3名の女性が集落の入り口に祀った山の神様に拝んでいる様子の写真

地図情報

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