下村町長就任のご挨拶

下村町長就任のご挨拶

 多くの町民の皆様からご支持をいただき、町長に就任した下村由美子です。

 就任してから、1か月が経ちました。町のために尽力させていただけることを心より感謝しております。

 町の課題に向き合い、「住みたい、住み続けたい、豊かなこころを育む 歴史・文化のまち 明和」をめざして、持続可能なまちづくりの実現に向けて取り組んでいます。

 

 この1か月の間、最初の大きな仕事として、3月27日にいつきのみや歴史体験館で愛子内親王殿下をお迎えしました。愛子内親王殿下のご来訪を契機に、史跡斎宮跡への関心が高まり、訪れる方が増え、町の注目度が高まっています。これをチャンスとしてとらえたいと思っています。

 3月25日には、映画 陰陽師0の試写会と映画の監督、脚本家の方佐藤嗣麻子さんと原作者の夢枕獏さんをお招きしたトークショーに伺いました。この映画は、陰陽師安部清明の若き日を描いた作品で、斎王であった徽子女王も登場します。4月19日からは、映画館で上映されています。

 1月から放映されているNHKの大河ドラマ「光る君へ」では、源氏物語の作者の紫式部の生涯が描かれています。

 映画やドラマを通じて平安時代が注目され、愛子内親王殿下の訪問を契機に町の歴史や文化が再評価され、さらなる魅力が発見され、これらを活かせるよう今後も取り組みを進めていきます。

 6月1日には、第41回斎王まつりが開催されます。斎宮歴史博物館では「源氏物語と斎宮―王朝のきらめき光る君へー」の春季企画展が開催されています。また、大河ドラマの巡回展が5月28日から6月2日まで開催されます。多くの方にご覧いただき、町の魅力をご体験いただければと思います。

 

 さて、今年の3月は寒い日や雨が多く、桜の開花も遅いとの印象がありました。

 4月に入ってから子供たちの入学式や進級に合わせるように桜が開花し、満開となりました。花は、はかないもので、満開となったと思ったらあっという間に葉桜に代わってしまいます。

 桜が終わると、町内各地で田植えが始まりました。

 我が家もお米を作付けしています。田植えと稲刈りについては、担い手さんにお願いしています。農業機械等が発達し普及してきたことにより、収支のバランスが取れなくなり、個人では採算が取れなくなってきています。町の基幹産業である米作りをどうすべきか、広々とした田園風景を守りながら、この圃場をどう活かしていくか、課題の一つであると感じています。

 財政の健全化は大きな課題ですが、町民の皆様の利便性と行政事務の効率化を図りながら、町民の皆様が安心して暮らせる環境を整えていきます。そして、対話を大切にしながら、お互いを尊重しながら、持続可能なまちづくりを進めていきます。

 未来を見据えた子育て支援、教育の充実、福祉の向上に取り組んでおります。

 子どもたちには未来を、若者には希望を、高齢者や障がい者の方には安心を届けられるよう努めてまいります。

 また、地域振興や観光振興にも力を入れ、町民の皆様の暮らしを豊かにする取り組みを引き続き勧めてまいります。

 皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。

 

            令和6年(2024年)4月25日   下村 由美子

 

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